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「せかいがふたりをわかつとも」ネタバレあとがき

執筆者の写真: おふらんどおふらんど

ネタバレあるよ!!!

是非是非本編読んでね。






記事を、それぞれ文体を変えて更新しようと思っていたのだが、これが中々大変で気が狂いかけたのでやめた。

最初の方のブログを読んでもらうとテンションがおかしいのだが全く気にしないでほしい。


さて、「せかいがふたりをわかつとも」を更新してそろそろ1ヶ月経つ。

もう良いと思うのであとがき。

とは言え一年以上前のものなので書いていた時の気持ちも大分忘れてしまったが。


この話だが、各話タイトルは続けて読むと、前編はセルマ→音梨へ、後編はフィース→リオンへの気持ちになっている。

もし機会があれば再度確認してもらえると嬉しい。


音梨は、素直でちょっと個性的な子なのだが精神的に追い詰められている。精神的に追い詰められていない登場人物を余り書かないのでまあそうだろうという感じだ。

彼女は幻覚や頭痛などの症状に苦しめられているが現実にこういった病気があるかは不明だ。恐らく複数の病を抱えているのだろう。

洗脳されていた偽叔母だが、塾講師か何かをしていて半年間働いて半年間ハワイにいるという設定……だったような……。いや基本ハワイにいるが、洗脳されているせいで時々日本に帰ってきて音梨の世話をしているのだったかな。忘れてしまった。

更に幻覚を見るせいもあって友達も作りにくく集団に属せないので、音梨は寂しくて仕方ない。

ただ、素直でそこそこ常識的なのでそれさえ無ければ恐らく友達は多かったはずだ。

悪夢を見た後のシーンでセルマが「頭は痛くないか?」と尋ねるが、実はあの前に音梨は、リオンに見せたような頭痛と幻覚症状を発症している。彼女自身は全く覚えていないので前編だと書いていない。


そんな彼女だがセルマと結婚することになる。

彼は一見良い人のように見えるが、そして実際悪い人では無いのだが、各話タイトルを続けて読んでもらえれば分かるように少し執着心が強い人物である。

人ではないので多少おかしくても問題無い。

元々はそうでも無かったが守護すべき人を殺されまくった挙句長い孤独を抱えた所為でそうなってしまった。

彼が尻尾や角を取ってしまうのは邪魔だからではなく、人の側にいたいという願望の現れだ。あの世界的には非常識なことなのだが、本人は満足している。

本当は最後の最後でフィースが人間に対して異様な執着を見せるセルマを危険視する話を入れていたのだが、蛇足なので外した。初めて会った時から好きだったというセルマに対しフィースが「初めて会ったのは音梨が5才のはず。そんな昔から狙ってたの!? 気持ち悪っ!」となっている話だ。

ちなみにセルマは作中最強キャラというポジション。その割にはポンコツな所が多いのだがそれは生き残っていた人々に守護魔法をかけていたからである。

その必要も無くなった今じゃもう敵無し。音梨のこともちゃんと守ってくれるだろう。


音梨とセルマは2人とも癒せない孤独を抱えていて、常に寂しさが彼らを付き纏っている。似た者同士夫婦だ。


音梨の双子の姉妹であるリオンは、孤独ではなく怒りを常に抱いている。フィースに対して、獅子の血族に対してだ。

本編でも書いたが、両親を殺されていたと知らなくてもフィースを殺そうとしたし、知ったから冷静に行動出来なくなった(銃で撃つくだり。あそこで撃たなければもっと確実な方法で殺せたはず)。音梨が居たということもあるが、やはり冷静さというのは何事にも必要ということだろう。

だが本当の彼女は優しい性格のため、人に対してだけは優しい。しかし人類が滅びた世界で彼女が優しさを向ける相手は音梨だけである。

両耳が無く、痩せこけて、声が嗄れているので少年に間違われたりするが物を食べるようになれば音梨に似てきてちゃんと少女と認識されるだろう。

リオンがセルマにドギツイ下ネタを言ったのはセルーポ・ヌザンの影響だ。彼女自身は下ネタは好きではなく、ヌザンが言うたび不愉快だなと思うので不愉快にさせるためにセルマに言ったという感じだ。

スアンも結構キツイ下ネタを言うので多分慣れていると思う。

獅子の里の者たちから嫌われ浮いている彼女だが、そもそも彼女が獅子の者たちに心を開いたり交流を深めようとすればこうはならなかったので、一概に周りが悪いとは言えない。


しかしそもそもの原因は彼女の番いであるフィースにあるだろう。

彼を呼び寄せなければリオンの不幸は始まらなかった。

番いという、相手から愛されなかったり死んでしまったら自分が狂ってしまう呪いにより彼は発狂の未来が確定している。絶対リオンはフィースのことを好きにならないからだ。

フィースは作中で一番哀れな登場人物じゃないだろうか?

自分の番いの相手は人という食物であり、プライドの高い彼からしたらそれだけでもかなりの打撃なのに、その番いの親を殺している所為で絶対愛されない。その上番いは殺そうとしてくるし、挙句欲しくてたまらない彼女の愛情は自分より遥かに劣っている人間が貰い受けているのだ。

可哀想だが、幼いリオンの耳を食べたり、人を見殺しにしたからあまり同情できない。身から出た錆だ。フィースからしたら単なる食事に過ぎないのだが。

それにリオンの親は彼が言うようにリオンにとって良い親とは言えない。足手纏いである彼女を生贄とした。……弱者人間である両親からしたら病弱なリオンを口減らしするのも止む無しなのだが、この辺りは強者であるフィースには理解できない。

しかし彼が一番可哀想なのは、人間を愛してしまったばっかりに彼の寿命は長くてあと50年程度といったところなことか。本来は千生きるんだっけか、まあそれくらい生きられたのだ。しかし勿論リオンはそんなに生きられないしストレスフルなあの環境だと長くても60歳程度、もしかしたら30くらいで突然死ぬ可能性だってある。

リオンが死んでしまったらフィースも妹のように発狂する。プライドが高いので、もしかしたら自死するかもしれない。


そう、お気付きの通り私はリオンとフィースの組み合わせが最高に好きなのだ。

女→(憎悪/嫌悪)→男

男→(愛情/執着)→女

という構図がすっごく好きだ。拙著「ワンモアタイム」も同じ構図だ。アレはある意味成功したが失敗した。

「このハーレムは99%の打算と1%の純粋さでできていた」に出てくる拝島遥と田無依澄もこれだ。好きな子を虐めてしまう男とその男を恨んでる・恐れて拒絶する女の話が好きなのでよろしくお願いします。


最後リオンが絆されるのだけはナシ! と思ったので、最後お前を不幸にしてやる宣言して終わりにした。

だからお蔵入りしていた。これはもう萌えダメになった……そう思ったから。実際なってると思うが、個人サイトにひっそり上げるくらい許してほしい。


リオンとフィースが好きと言ったが、勿論音梨とセルマの組み合わせも大好きだ。

女→(依存)→男

男→(執着)→女

という組み合わせ。良い。男側が包容力がある、世話好きで、女側が精神的に追い詰められているのがより好きだ。というか包容力のある男と気を張ってる女の組み合わせが好きだ。

前者の組み合わせは「無き王女のためのパヴァーヌ」のシュティルンとファウストがそうで、後者は「殿下の右腕と尻軽聖女様とその周辺」のエメリンとラプターがそうだと思う。いやラプターあんまり包容力無いな。

この組み合わせが好きだと必然的に男が年上になりがちだ。年の差好きではないのだが……いや好きなのかもしれない。


組み合わせでいうと、フィースと音梨の組み合わせも好きだ。仲の悪い男女の組み合わせが好きだ。

2人は仲が悪いというより最早殺伐としている。

フィースは音梨に対して大変に嫉妬していて出来れば殺してやりたいと思っていて、音梨はそんなフィースが怖くて堪らない。でも音梨には強強旦那がいるので大丈夫。

書いた本人が言うのも恥ずかしいが、フィースが音梨のこと蹴って首根っこ掴むシーンが一番好きだ。

八つ当たりの極み。音梨が可哀想だ。

「リオンだけに生きる価値がある」と、価値を決めつけるフィースはやはり人間を見下していて、そういうところがリオンから嫌われるんだろうな……と思う。


よくよく考えたらこれが初めて書いた人外×人間なのに、あまり人外感無かった。申し訳ない。

今度は獣感強い人外とくっ付ける話を書く予定。


ダラダラ書いてしまった。

さようなら。



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